社会貢献活動

社会貢献活動

近年日本でもプロボノに対する社会的関心が高まっており、新しい社会貢献のあり方として注目を集めています。プロボノとは、ラテン語で「公共の利益のために」という意味で、資格を問わず誰にでもできるボランティア活動と異なり、「一定の職責を持つ専門家(法律家・医師・宗教家等)が公共の利益のために無料奉仕ないし低廉な費用でサービスを提供すること」と解されています。

司法書士は、司法書士法の規定により、名称独占と一定範囲の法律事務の業務独占が認められています。また、司法書士倫理第1条は、「司法書士は、その使命が、国民の権利の擁護と公正な社会の実現にあることを自覚し、その達成に努める」ことを基本姿勢とし、同7条は「公益的な活動に努め、公共の利益の実現、社会秩序の維持及び法制度の改善に貢献する」ことを明らかにしています。つまり、私たちの使命は、依頼者の権利実現の行動に留まるのではなく、広く公正な社会の実現に寄与し、法の支配が現実のものとなる社会の実現に貢献することが求められているのです。

プロボノ活動を通して、法的ルールや制度が、市民の現実の生活の中でどのような意味を持ち、どのような問題を生み出しているのかを検証し、改善に必要性が認められる場合には、憲法ないし法の精神に照らしてこれを正す努力をすることも法律家の重要な任務であるといえます。積極的に社会に対する啓発活動や行政機関に対する法律・法令遵守の提言、国に対する法律・法令の改正の提言を行うことが、国民の権利擁護に繋がります。

国民のセーフティネットとして司法書士はこれからも、社会のニーズを感じ取り、社会的責任を実践していきます。